日本化粧品検定とは?資格取得のメリットや難易度・合格率について解説!
化粧品や美容に興味をお持ちの方なら「化粧品検定」の資格を取りたい!と考える人も多いかもしれません。日本化粧品検定は、別名「コスメ検定」とも呼ばれています。
最近では、化粧品に興味のある方だけでなく、男性の受験者も増えてきたりキャリアアップや転職活動のために受験する人も多くなりました。
化粧品検定は「3級」「2級」「1級」の3種類があり、2023年現在の累計受験者数は120万人を超えています。化粧品や美容に関する関心が年々高くなっていることが窺えるでしょう。
そこで今回の記事では、化粧品検定とはどのような試験なのか?試験の開催時期や合格率、メリットなどについて詳しく解説していきます!
これから化粧品検定を受けようか悩んでいる方の参考になると幸いです。
日本化粧品検定とは?
日本化粧品検定とは、美容や化粧品に関する正確な知識を得ることができる、文部科学省後援の公的資格です。
美容や化粧品に関する知識を問われる検定試験。化粧品の成分や効能・ネイルに関することや法律関連の問題が出題されます。
2013年の11月に「東京」「大阪」「福岡」で開催されたのが第1回目となり、受験者数は年々増加の一途を辿っています。2023年現在の受験者数は、123万人を突破しました。
階級は「3級」「2級」「1級」の3種類があり、それぞれ試験内容はもちろん受験料や試験の制限時間・受験料などが異なります。それぞれの特徴について確認してみましょう。
日本化粧品検定3級
3級の特徴は、受験料が「無料」という点です。
試験を受けるためには、インターネットで申し込みを行い、WEBで試験が受けられます。時間や場所を気にすることなく、気軽に受験できるのが魅力ですね。
また、試験に合格できなかった場合でも、何度でも無料で挑戦できるのがメリット。
合格した際には、メールで合格通知が届きます。制限時間は「20分間」と決められており、問題数は全部で20問。4択式の問題が出題されます。
日本化粧品検定2級
2級の試験は、5月と11月の「年2回」開催されます。
申し込みは「インターネット」のみとなっていますので注意が必要です。郵送などの申し込みは行っていません。
早期申し込みをした方には、非売品の「実戦問題」がプレゼントされるので、非常にお得!
受験料は、8,800円(税込み)となっています。試験会場は、全国20箇所から自身で選択することができ、決定後の変更はできません。
試験の制限時間は50分となっており、マークシート形式で60問が出題されます。
日本化粧品検定1級
多くの方が目指すであろう1級の試験は、2級と同様に「5月」と「11月」の年2回の開催です。
2級との違いは、受験料と試験の制限時間。1級の受験料は13,200円(税込み)で、制限時間は60分です。もちろん、出題内容や難易度については変わりますので、しっかりと対策しなければなりません。
また「何度も試験を受けるのが面倒」「急いで1級の資格を取らなければならない」という方もいるかもしれません。そんな方におすすめなのが、1級と2級の試験を同日に受験できる「併願」です。
併願の場合、受験料も19,800円(税込み)と、割安になるのがポイント。併願を希望する際に気をつけるべき点は、同じ会場で申し込むことです。
日本化粧品検定の特級「コスメコンシェルジュ」って?
日本化粧品検定1級に合格した暁には、コスメコンシェルジュにチャレンジできるようになります。そもそも、コスメコンシェルジュとは、どういったものなのでしょうか?
まず資格を取得できる条件は、下記の通りになっています。
- 日本化粧品検定1級に合格済みであること
- 日本化粧品協会の会員であること
- 「日本化粧品検定特級 コスメコンシェルジュ養成講座」を受講し、その試験に合格すること
上記が、コスメコンシェルジュを取得する条件です。かなりハードルが高いように感じますが、化粧品についてのプロとも言える資格ですので、さまざまなメリットがあります。
化粧品の選び方や肌トラブルに関する疑問を解決できるだけでなく、提案するスキルや法的ルールも身につくのです。
化粧品に関する仕事をしている場合には、説得力が増し、信頼性も向上すること間違いなし!
費用は次の通りになっています。
日本化粧品検定協会の入会金 | 11,000円(税込み) |
年会費 | 11,000円(税込み) |
資格取得の費用 | 受講料:16,500円(税込み) 受験料:13,200円(税込み) |
試験が行われるのは、3月と9月の年2回。会場まで足を運ぶ必要はなく、WEBで受験可能となっています。
日本化粧品検定を取得するメリット
ここからは、資格を取得するメリットについて紹介していきます。メリットは大きく分けて3つです。
- 化粧品や美容に関して正しい知識が身につく
- 美容関連の仕事や美容業界への転職・就職にプラスになる
- 説得力・信頼性が大きく向上する
ひとつずつ見ていきましょう。
化粧品や美容に関して正しい知識が身につく
メリット1つ目は、化粧品や美容に関する正しい知識を身につけることができる点です。
化粧品の詳細な成分やスキンケアの知識・肌トラブルの原因などを正しく知ることによって、自分自身のメイクに活かせるだけでなく、友人や家族にもアドバイスすることができます。
正しい知識が身につけば、今まで抱えていた肌の悩みも改善されることがあるでしょう。
美容関連の仕事や美容業界への転職・就職にプラスになる
2つ目のメリットは、美容関連の仕事に役立ったり、これから美容業界へ転職・就職しようと考えている方には大きなプラスになる点です。
既に美容関連の職場で働いている人にとっては、スキルアップやキャリアアップにつながるでしょう。
お客様へのサービスも向上するはずです。また、これから美容業界へと飛び込もうと考えている方にもプラスになります。社員教育の一環として、化粧品検定を取り入れている企業もある程、美容業界では重要な資格です。
説得力・信頼性が大きく向上する
3つ目のメリットは、接客をする際に「説得力」や「信頼性」が大幅に向上する点です。
単に、自分が薦めたい化粧品を提案するのではなく、お客様の悩みを読み取り、希望に沿ったアドバイスをすることができます。
専門的な知識に基づいたアドバイスを送ることになりますので、説得力が上がり、信頼を得ることができるのです。
日本化粧品検定を活かせる職業とは?
日本化粧品検定を活かせる仕事には、どのようなものがあるのでしょうか?やはり、最大限に資格を味方につけるためには「1級」または特級の「コスメコンシェルジュ」を目指すことがおすすめです。
資格を活かせる仕事1つ目は、化粧品販売や営業・企画や開発です。デパートやドラッグストアなどの店頭で販売するだけでなく、化粧品OEMにも非常に役立つ資格と言えます。
化粧品の成分はもちろん、法的ルールもしっかり身につきますので、顧客のニーズに合わせた商品を作ることが可能です。
資格を活かせる職業の2つ目は、美容師やヘアメイクアーティスト。美容院は、髪を切るだけでなくカラー剤についてやメイクなど、幅広い知識を活かせる職場です。
お客様との会話から、好みのメイクや肌の悩みを察知して、多くの方に喜んでもらえるサービスが提供できるでしょう。
ビューティーアドバイザーの仕事でも、活躍の場が広がります。美容部員とも呼ばれている職業で、接客や販売はもちろん、カウンセリングやスキンケアのアドバイスなども行う仕事です。
日本化粧品検定の資格があれば、より効果的なカウンセリングができるようになります。
また、美容ライターの職業にも最適な資格です。正しい知識を記事にしたり、SNSなどで発信する際にも非常に優位に働くでしょう。
日本化粧品検定の難易度はどのくらい?
ここまで、日本化粧品検定について解説してきましたが「試験を受けてみようかな」「資格を取って、今後の活躍の場を広げたい」と思った方もいるのではないでしょうか?
そこで気になるのが、難易度についてです。合格率については、2級で「71.1%」1級で「67.6%」となっています。(※2023年度の結果)決して、簡単に合格できるといった数字ではありません。
しかし、公式テキストがあり、繰り返し復習することで正しい知識が身につくことも確かです。
1級の試験問題では、3級・2級の範囲も出題されるほか、法律に関する知識や化粧品の歴史など細かい内容の把握まで求められます。しっかりとテキストで勉強しなければ、合格への道は遠のいてしまうでしょう。
まとめ|日本化粧品検定は美容に関する職業に大いに役立つ!
今回の記事では、日本化粧品検定とはどういったものなのか?
1級・2級・3級それぞれの特徴や資格取得のメリット・活かせる職業などについて詳しく解説してきました。1級の資格を取った暁には、さらに専門的な「コスメコンシェルジュ」の受験資格も獲得できることがわかりましたね。
3級の試験に関しては、何度でも無料で受験できるというメリットがありました。WEB上での試験なので、時間と場所を気にせず、気軽に挑戦できる点が嬉しいですね。
また、日本化粧品検定は、化粧品OEMを始めようと考えている方にも役立つ資格です。
Ruby’s(ルビーズ)では、化粧品OEMが初めての方でも安心して商品開発が行えるよう、万全のサポート体制で商品作りのお手伝いを行なっています。お問い合わせは無料ですので、お気軽にご相談ください。
最後までお読みいただきありがとうございました。以上、参考になると幸いです。